『監察医 朝顔』第15話の感想

今回も三郎が良かった。


もうそれしか浮かんでこない。

(今、スマホの予測変換に[勝たん]て出てきてビックリした。一度も使ったことないんですけど)




平が善良な人であればあるほど

見ているこちらは進行するであろう症状に怯えてしまうし、病気が憎い。


新年が明け、朝は毎日「今日は何日?」と確認する平。

つぐみにお年玉を3回もあげてしまう平。


親戚の集まりや飲み会も、本人は全然楽しめないだろう。絶対しんどい。


本来なら楽しいはずだったのだ。

しかし今は違う。

自分が何か失態をしてしまわないだろうか、皆んなが異変に気付いてその場を自分が変な空気にしてしまったら、

迷惑をかけてしまったら。


飲み会では明るく振る舞い、桑原に頼んで予定のあるフリをして足早に去る。



責任感の強い平は何かにつけて

「ごめん」を多用してしまう。

「もうそういうのいいじゃないですか」

と桑原は言う。

「お父さんがぼくを忘れても、ぼくがお父さんを忘れませんから」



完璧な人などいない。

人は矛盾だらけだ。忘れたっていいのだ。

生きてるのは今なんだから。


チラシの裏紙を使ってメモを取る平は

決して生きることを諦めていないはずだ。




個人的に、あの『ごめんばこ』は全く要らなかった(罰金千円高すぎるし)。

しかも「そのお金で旅行でも行きましょう」

も、笑えなかった。

や、ジョークなんでしょ、わかります。

わかりますけど。

なんでだろう。つまんなかったよね。醒めたんだあそこで。

他の人が言ってたら違ったな。


そもそも桑原というキャラクターと

風間俊介という人が

合いすぎているために嘘臭くなってしまっているのだ。


風間俊介は頑張ってると思う。

しかしフジテレビ『それでも、生きていく』での演技は語り継がれるべきものだし(大竹しのぶさんとの乱闘シーン忘れられない)

TBS『3年B組金八先生』でも、難しい役を演じて当時話題になった。

なのでこのドラマでの彼は、見ていて少し勿体無いなと思ってしまう。



先週の時任三郎大竹しのぶ柄本明という最高黄金トリオが良すぎたので

今週は観るのに結構努力した。

それにしても凄いな、つぐみは…という感想は今週も忘れない。

(間の取り方とか絶妙だと思うんだが)